かつて、ポジティブシンキングが流行った時代がありましたね。
物事を悪く考えるより、良く考えた方がいいことはたしかです。
だからといって、
なんでもかんでも、ポジティブに捉えるのは逆に不健全です。
ポジティブシンキングを強要する人も不健全です。
物事を良く考えていれば、良い方向に向かうという側面はたしかにあります。
ですが、
一向に状況が改善しないにもかかわらず、気持ちだけはいつもポジティブというのは、ちょっと宗教的ですよね?
現実的に検証して、具体的に手を打っていかないといけないのに、気持ちだけカラ回りしている人も見られます。
それって、
“信じれば救われる”という宗教と同じではないでしょうか?
やるべきは、
安易なポジティブシンキングではなく、
物事を広く多角的に見ることでしょう。
物事には、良い面も悪い面もあるので、冷静に両面を見て、一方にとらわれることなく、現実的に対処すべきです。
安易なポジティブシンキングは、この過程をすっ飛ばしているように思います。
しっかり、自分の立ち位置や状況を把握した上で、前向きに進んでいくべきです。
真のポジティブシンキングは、内からでてくる静かなものだと思いますよ。