老化防止のための、運動や栄養などについてよく論じられています。
でも、老ける原因は、肉体的な側面だけではありません。
精神的な面では、
新しいことをするとか、若い人に接するとかよく言われていますね。また、脳トレみたいなものも流行っています。
ですが、
人を全体的に老けさせる大きな原因については、意外と論じられていません。
人を老けさせる最大の原因は、「責任」と「立場」です。
40代~50代になると、サラリーマンの男性は急速にオッサンになりませんか?
自由業の人と比べてみるとよくわかると思います。
サラリーマンが急速にオッサン化する時期と、会社での役職が責任ある立場になる時期は一致しています。
それまでは、わりと自分勝手に行動することが許されていた人も、管理職になると、そうはいきません。
相応の振る舞いが要求されることになりますし、たとえ自分が変わらなくても、下からの接し方が変わってきます。
誤解を恐れずに言うと、ある程度、偉そうに振る舞うことが求められてきます。
偉そうにすることは、私は嫌いです。
しかし、謙虚にしていると頼りないと見られることもあり、
堂々としろとか、威厳をもてとかいった圧力がジワジワと伝わってきます。
つまり、立場に相応しい振る舞いを要求される結果、老けてしまうんですね。
もともとそういうことが好きな人は自然にできるでしょうが、そうでない場合は、無理をすることになります。
これがよくないんですね。
今後、会社組織は、もっとフラットになってくるでしょうから、そうすると、中年になってもあまり老けなくなると思います。
あと、責任感のない人は老けないですね。
でも、いつまでも責任感がない人は、人間的にどうなんでしょうね?
なにか、バランスの悪さというか、人間的魅力が欠落しているように感じます。
また、無理に若さにこだわるのは、ハタからみていてイタいです。
相応でいいのではないでしょうか。