「働き方改革」って、かけ声だけがデカくて実体が伴っていないですよね。
「働き方改革」の一番重要な項目は、長時間労働の是正ですが、
残業時間を減らせと言われても、何の対策も打ち出さないんですから。
「売上を上げろ!」
「どうやって?」
「自分で考えろ!」
というのと、ほとんど同レベルですよ。
「残業時間を減らせ!」
「どうやって?」
「工夫しろ!」
あ~あ。
そして、
“〇〇を速くするための〇〇の方法”
“仕事が速い人の手帳術”
みたいなくだらない本が売れるという。
「ひたすら急いでこなす」という発想でいる限りダメだと思いますね。
そもそも、方向性が違うと思いますよ。
無駄なことをやめればいいだけです。
それを考えて旗振りをするのが経営者の仕事でしょう。
頭が悪くて笑ってしまうのは、
「帰る時間を早くするにはどうするか?」
「出勤時間を朝早くしましょう。」
という発想です。
バカじゃないの (笑)
単に時間をずらしているだけで、何の解決にもなっていないって (笑)
見せかけの退社時間は早くなりますが、
誤魔化しているだけです。
こんな発想しかできないって、
私はバカですって言っているようなものです。
こういうことをやっている会社って、
「先進的な改革に取り組んでいます!」というポーズだけとって、
根本的には何も変えたくない会社だと思いますよ。
朝早くするという発想は、
経営者などがよくしがちな発想ですが、
自分が年を取っているからですよね。
若い時もそうだったのでしょうか??
自分が年を取って朝早く目が覚めて、
ヒマだから仕事をやってみたら、
「おーっ効率いいじゃないか!」
みたいな話ですよね。
それを若い人にも強制するのは、いかがなものでしょうか?
単純バカすぎませんかね?
「働き方改革」について面白い記事があったのでご紹介します。
⇒ 『会社に頼らず始めよう!「じぶん働き方改革」』日経ウーマンオンライン
書いている人は、「働き方改革」についてコンサルをやっている方です。
“朝活” を唱えている時点で、私的にはダメな推定が働くのですが、、
この記事で言っているのは、
- 会社側は「働き方改革」をどうしていいかわかっていない
- 現場は混乱している
- 混乱はしばらく続く
- 会社が改革するのはいつになるかわからない。
混乱につきあっていると個人のスキルアップが出来ない。 - 会社にかまわず、個人のスキルアップをしておこう(※何のスキルかについては一切触れていない)
ということです。
まあ、正直というか、
ある意味、かなり良心的な記事なのですが、、
自らの仕事を否定しちゃているけど、大丈夫なのでしょうか?
(会社に対して「働き方改革」のコンサルをしているんですよね?)
書いてあることを、もっとわかりやすく言うと、
「働き方改革」って、全然うまく行ってないわよ!
誰もどうしたらいいかわかっていないのよ!
混乱に振り回されていたら、損するのは自分!
会社にかまわず、自分でスキルアップしておいて!
何のスキルかはわからないけど!
という感じですよね。
専門家ですらこうなのですから、
本当に誰もわかっていないんですよ。