最近、メガネといえば、猫も杓子も黒縁メガネです。
アラレちゃんみたいなメガネですね。
80年代以来のブーム再来ですから、約30年ぶりのブームですね。
それなりに長く生きていると、
こういったブーム再来を何度か体験するわけですが、
今回の黒縁メガネブームの再来はどうなんですかね・・。
私としては、
「ケミカルジーンズ」がブーム再来になるくらいのインパクトがあります。
もともと、アイテム自体はそう悪くないと思うのですが、
前回のブーム終了後のマイナスイメージがどうしても忘れられないのです。
アラレちゃんメガネは、
オタクの代表的アイテムとして、ヤバい人の象徴だったわけじゃないですか。
30年位の間、一貫してそうでした。
この30年間の暗黒歴史をすっかり忘れて、
今流行っているからといって、平然とかけてしまうのは、どうなんでしょう?
若い人は問題ないんですよ。
かつてのブームとその後の暗黒歴史を知らないので。
問題は、それなりの年齢の人です。
そんな簡単に、昨日の自分を否定するのか?
と突っ込みを入れたくなる衝動にかられます。
単にファッションという枠を超えて、
人間的に信用できないとまで思ってしまうのです。
そういえば、
単なる黒縁メガネの領域を超えて、
「黒縁丸メガネ」まで突入している若者がいます。
大江健三郎ふうのメガネですよ。
その領域まで踏み入れたら、
やすやすと抜け出してはいけません。
大江健三郎氏は、時代に関係なく一貫してあのメガネなんですよ。
そのくらいの覚悟がなければ、 あのメガネはかけてはいけません。