学生時代の能力と、仕事の能力は関係あるのでしょうか?

よく、ある、なしの二者択一で論じられますが、

結論から言うと、

関係ない職種・業務と、関係ある職種・業務があるのではないでしょうか。

仕事は、定型業務をやっている限り、一定のカタがあるので、

それに従っている限り、仕事の質もある程度保てますし、

個人の能力の優劣もあまり顕在化しません。

レベルが低い仕事ほど、その傾向は強くなります。

会話のレベルも、職場・仕事という一定の枠があるので、それほどの差は見えにくいです。

一見、社会人になってから、みんな底上げされたのかな? と思ったのですが、

学生時代に、学校間などで、あれだけの差があったのに、

そうそう、その差がなくなるわけではありませんでした。

いかにも現場っぽい仕事をしている限り、差は出ないというか、

むしろ、学生時代に優秀でなかった人の方が出来たりします。

これで、俺は仕事が出来る!と勘違いしてしまう人もいるのですが、

仕事の質が高度になってきたり、先例のない問題に直面した場合などに、

明確に差が出てきます。

現場仕事は大事ですが、現場仕事だけ出来ても先がありません。若いときだけです。

ちなみに、

学生時代の能力と言っているのは、

大学内での試験の成績などを言っているのではありません。

普通にフリートークしていて、会話のレベルが噛み合うか否か、といった類いで計れる能力の違いですね。

これは、明確にありますよね。

学生だから、発言の規制もないし、守るべき組織も責任も背負っていないので、端的に優劣が出ます。

この優劣が、社会人になって少しすると、見えにくくなるんですよね。

はじめのうちは、皆たいした仕事してませんから。

しかし、

年齢を重ねて、仕事がそこそこ高度になってくると、差が見えてきます。

一生、高度な仕事は必要ない業種や会社の場合は、学歴なんて全く関係ないでしょうね。

そうではない場合、一定の相関関係はあると思います。

もちろん、個人差があるのは前提ですけど。