ペーパードライバー歴が10数年経過した頃、恐ろしいことが起こりました。
家から徒歩で20分位に位置するホームセンターに行った時のことです。
色々と商品を買い込み、かなりの量になりました。
会計を済ませて、配送の手配に入りました。
すると、
配送用の軽トラックを無料で貸し出すサービスがあるとのこと。
私は無関心でしたが、嫁がこの制度に食い付きました。
嫁:「あなた、免許もっているわよね。運転しなよ。」
私:「ゲゲっ。10年以上運転してないんだから、出来るわけないじゃん。しかも、軽トラだよ。」
嫁:「いいから、運転しなさい。」
なんとか阻止しようと粘りましたが、やらざるを得ない状況に追い込まれました。
ちなみに、軽トラとは、引越し業者の “赤帽” みたいなトラックです。
さて、しぶしぶトラックまでやってきました。
私は、係員のおじさんに、色々と尋ねました。
私:「エンジンは、どうやってかけるんでしたっけ?」
オジサン:「こうです。」
私:「アクセルは、どっちでしたっけ?」
オジサン:「こっちです。」
などと恐ろしい会話がなされました。
この状況で、よく貸してくれたものです。
さて、覚悟を決めて発進です。
まず、
いきなりバックで出さなければなりません。
しかし、
荷台がハコになっている軽トラなんで、後ろが見えません。
バックミラーを見ながら、おっかなびっくり、カンで下がります。
やれやれです。
ギアをドライブに入れ換えて前進!
おっ、結構いい感じです。
いけるな、こりゃ。
座席が高いので、見張らしは良好です。
しかし、
夜なのに、ライトを付けるのを忘れていることに気がついていませんでした。
大通りに出てしばらくすると、
嫁が、「そこのドラッグストアに寄るから止めて。」と言い出しました。
ああ~、また余計なことを。
ハザードランプはどこだ?
見つからん。仕方ない。そのまま止まるか。
迷惑なドライバーです。
私は、初心者なんです!と、周りの車にアピールしたかったのですが、
業務用車なんで、誰もそうは思わないでしょうね。
片道10分以内の往復でしたが、なんとかやり遂げました!
やれば出来る!
そして、この後、5年以上、また一切運転しないことになります。。
つづく⇒ 【車初心者】③都心居住者のための、ペーパードライバーからの脱出作戦【第3章~いきなり温泉旅行へ行く!編~】
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